平成19年7月2日設置。

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試しに山ヒバを書いてみましたよ。
心して読め!!(笑
心して読め!!(笑
「恭弥!」
ばたばたと人が駆け寄ってくる音。耳を澄ませば、それはとてもクリアに
聞こえた。暖かい声音。
この声は僕を呼んでいる。
ある午後の黄昏色
「きょーや、コレ飲む?リプトンのピーチティー」
にっこりと笑う彼が差し出したのは、開封されたピンクのパックだった。
顔を顰める。『僕にこれを飲めと』という意味を含めて。
「だって美味しいぜコレ。ちょっと甘いけどな」
「じゃあいらないよ。山本が飲めば」
つい、とそう答えたら、山本が苦笑した。
「ちぇ。間接キスだなって思ったのに」
思わず殴るところだった。
「…で、結局雲雀さん飲んでくれたの?」
「んや。殴りかかられるトコだった」
「それは自業自得だ野球馬鹿」
獄寺君がつん、とそっぽを向いた。あはは、とフォローの苦笑。
「でもなー。飲んでくれると思ったのにな」
残念そうに山本が笑う。
「そのピーチティーどうしたの?」
「ん?恭弥にあげた。もしかしたら飲んでくれねーかなと思ってさ」
飲むわけねーだろ、と獄寺君が悪態をつく。
俺はあの可愛らしいピンクのパックに口を付ける雲雀さんの姿を想像して
ちょっと笑ってしまった。
だって、あまりに小動物チックだったからさ。
放課後の応接室には誰も居ない。生徒は殆ど下校してしまっているし、風
紀委員は大概がパトロールに行っている。後は教職員だけがいる筈だ。
放課後の応接室は、オレンジ色に染まる。
窓を開け放してその柔らかな光を部屋に射しこませると、まるで其処は自
分の知らない異空間だ。何処か、遠い遠い何処かの部屋。
テーブルには、山本に押し付けられたあのピーチティー。
「………甘い」
脳裏には山本のあの笑顔だけが酷くこびりついて離れない。
fin.
山ヒバわからない!w
こんなですか。こんなでいいんですか。
ばたばたと人が駆け寄ってくる音。耳を澄ませば、それはとてもクリアに
聞こえた。暖かい声音。
この声は僕を呼んでいる。
ある午後の黄昏色
「きょーや、コレ飲む?リプトンのピーチティー」
にっこりと笑う彼が差し出したのは、開封されたピンクのパックだった。
顔を顰める。『僕にこれを飲めと』という意味を含めて。
「だって美味しいぜコレ。ちょっと甘いけどな」
「じゃあいらないよ。山本が飲めば」
つい、とそう答えたら、山本が苦笑した。
「ちぇ。間接キスだなって思ったのに」
思わず殴るところだった。
「…で、結局雲雀さん飲んでくれたの?」
「んや。殴りかかられるトコだった」
「それは自業自得だ野球馬鹿」
獄寺君がつん、とそっぽを向いた。あはは、とフォローの苦笑。
「でもなー。飲んでくれると思ったのにな」
残念そうに山本が笑う。
「そのピーチティーどうしたの?」
「ん?恭弥にあげた。もしかしたら飲んでくれねーかなと思ってさ」
飲むわけねーだろ、と獄寺君が悪態をつく。
俺はあの可愛らしいピンクのパックに口を付ける雲雀さんの姿を想像して
ちょっと笑ってしまった。
だって、あまりに小動物チックだったからさ。
放課後の応接室には誰も居ない。生徒は殆ど下校してしまっているし、風
紀委員は大概がパトロールに行っている。後は教職員だけがいる筈だ。
放課後の応接室は、オレンジ色に染まる。
窓を開け放してその柔らかな光を部屋に射しこませると、まるで其処は自
分の知らない異空間だ。何処か、遠い遠い何処かの部屋。
テーブルには、山本に押し付けられたあのピーチティー。
「………甘い」
脳裏には山本のあの笑顔だけが酷くこびりついて離れない。
fin.
山ヒバわからない!w
こんなですか。こんなでいいんですか。
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